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昨夜はやっと晴れ。風が強かったので、細い屈折望遠鏡で銀河祭りを開催。で、薄明始まって終わろうと思ったんだけど、さそり座に明るい(7等)新星が出たって事を思い出したので撮ってみました。
NOVA V1716 Sco, 2023/04/26.8015, 9*30s, 7cmF6 refractor, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, mag=7.1(SI9)
まぁ普通の星なんですが... SDSSで見てみると該当位置には暗い星があるので、これが爆発的に増光してるって事だと思います。
4/20に8等で発見されて、どんどん暗くなっていると思うのですが、撮ってみたら 7.1等とかなり明るく、明るくなったり暗くなったりを繰り返しているのかもです。
夕刻、金星がギラギラ光り、その下の方に水星も見えていました。彗星はそろそろ最大離角かな?
風が強いせいで空気が澄んでいたので、大きな月がスグ昇るけどベランダで彗星撮影。隣のマンションは22時くらいまで階段の灯りがエグいんですよ。
月と街灯りがエグいので IR Pass フィルターで撮る事にしました。
C/2019 T4 (ATLAS), 2023/04/09.7551, 32*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=14.9(SI9), start=2023/04/10 03:01:18(JST)
C/2019 U5 (PanSTARRS), 2023/04/09.6060, 32*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=14.2(SI9), start=2023/04/09 23:27:05(JST)
C/2020 S4 PanSTARRS), 2023/04/09.5892, 32*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=17.5(SI9), start=2023/04/09 23:01:15(JST)
C/2022 E3 (ZTF), 2023/04/09.4509, 32*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=13.6(SI9), start=2023/04/09 19:42:04(JST)
C/2023 A1 (Leonard), 2023/04/09.4808, 32*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=17.5(SI9), start=2023/04/09 20:24:22(JST)
C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS), 2023/04/09.7328, 64*30s, 20cmF8 RC x0.75RD, ASI294MC Pro (Bin=1, Gain=390, Temp=0), Square Crop, IR, mag=17.8(SI9), start=2023/04/10 02:24:25(JST)
C/2022 E3(ZTF)はすっかり暗く小さくなっていますが、これはまだ結構明るい薄暮中に撮影したのも効いてると思います。南西の低空になってしまって、暗くなる頃には隣のマンションに隠れそうだったんです。
C/2023 A1 (Leonard)は今が一番明るい頃だと思いますが、それでも17等くらい。
C/2023 A3 (Tsuchinshan-ATLAS)は、これまで東側で撮影して写らなかったけど、南中した頃撮ったら辛うじて写りました。大きな月が近くにいて2等星がギリ見えるくらいの状況だったけど、17等の彗星写ったのでビックリ。月の影響でしょうがゴースト(?)すっごいです。
C/2019 L3 (ATLAS)も撮ってみたけど、南の低空は街灯りがヒドくて、写るには写ったけど、ガイド星をロストして何かを誤認して暴走したようで数枚しか星が点になっていなかったのでボツにしました。
彗星が表示されたりされなかったりって不具合は 12.0bで修正されたらしいので、彗星撮影にどう使おうか?と評価中。
ステラナビゲータ11と最も変わった点は彗星を表示するためのダイアログのUI/機能変更(他にもあるんだろうけど私が使う範囲だとココ)
比べると分かりやすいけど、11にあった 表示彗星リストボックスがなくなって、彗星一覧に表示するかどうかがマーキングされるようになった。
ココが困る点で表示される彗星はドレとドレなのか分かり難い。なので UIをちょっと変更して
こんな感じに選択済だけ表示することも出来るようにすれば11と同じように扱えると思う。
と、光度で抽出する機能は便利そうだけど、光度予測に使うデータの保守が大変だと思う。試しに15等級で抽出したデータをステラナビゲータ11で確認したら、
これは光度予測に使うデータに誤りがあるのではないか?と思うけど、 C/2009 R1 (McNaught) マクノート彗星が選択されちゃってる。
明るかったのは 2010年夏だと思うので、今、15等級とは思えない。
他にも 45P/Honda-Mrkos-Pajdusakova 本田・ムルコス・パイデュシャーコバー彗星は昨年夏に接近してたけど、既に20等級くらいまで暗く成っているだろうし、67P/Churyumov-Gerasimenko チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星も昨年春接近なので同じ。
これをそれなりの精度で実現しようと思ったらデータ保守がすごく大変だろうと思う。取説も読んでみたけど、あまり詳しい事は分からず...
光度条件で抽出したのち、チェックして明らかに誤りのデータは外し、不足分は選択する操作が必要になると思われるけど、前述のように選択済彗星を一覧表示できないので、不便。
光度条件で抽出した結果は選択から外せないっぽいし、このままなら、ステラナビゲータ11と比べて非常に使い難くなったと評価せざるを得ないと思う。
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