
MILTOLは手軽で面白いのですが、アクロマートなので、RGB全部にピントが合う事はないんですよ... 全部合うのはアポクロマートですもん。左側は青色でピント合わせ、右側は赤色でピント合わせた例。

バーティノフマスクでピント合わせる時に、QBPF使っていると、青い線と赤い線が重なって見えるんですよね。

アポクロマートだと3本線でピント合わせできますが、アクロマートだと3本線が2組重なって見えるので、青色か赤色でピントを合わせる事になります。

青色でピントを合わせると、赤色がピンボケ状態で、RGB分解すると分かりやすいです(左からR,G,B)。

R に対して、 G, B は比較的波長が近いので G, B は青ピントで同時に合焦し、ピンボケになる R だけ赤ピントで置換しちゃうって手口です。

なので、青色でピントを合わせた画像をRGB分解して、G, B画像を使い、赤色でピントを合わせた画像のR画像と組みあわせてRGB合成してみようって企画です。

やってる事は、AOO合成とほぼ同じですが、AOOはHαとOⅢの2種類のフィルターが必要なのに対して、この方法だとQBPF1種類でOKって利点があります(途中でフィルター交換しなくて済むのがウレシイ)
AOOもそうですが、ピント合わせは難しいです... 透明バーティノフを使ったら改善しそうな気はしますが...(企業案件でも来たら試すんですけどねぇw)

青色ピント、赤色ピント、アポクロマート偽装合成です。

結構いい感じぃ⤴ぢゃないです?
ピント合わせで脂汗流したり、分解再合成をやってる様子の動画です
QBPFⅢは、キチンと赤外カットしてるらしいです... こっちが良かったなぁぁぁ...
MILTOLって、もう在庫ないだろうな~とAmazonでチェックしたらアイピース付きセットが出てきたけど、この価格だったら、迷わずアポクロマートを買いますね (^^;
MILTOL、激安だから面白かったけど、高かったらダメですよ...

青ピントの G, B はシャープなのでピントが合ってると思いますが、赤ピントのRはいまいち... 赤でピント合わせるのが、ホント難しいんですよ...
透明バーティノフ買ってみようかなぁ... 赤ピントのRが青ピントのG, B と同じくらいにシャープになったら、結果はもう少し良くなるような気がします。
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